Ripple Labs のスマートコントラクト実行環境 Codiusとは何か?
1分でわかるまとめ
- Smart Contractを動かすシステム (Hostとデータ)
- 暗号通貨と直接かかわりはない(プロトコルのRipple, XRPとも)
- ブロックチェーンはない
- データは、ブロックチェーンでなくSmart Hostに保存される
- どんな暗号通貨でも、Webサービスでも利用できる
- ネイティブ通貨はない
- コード実行用の支払いは別システム。どの通貨(暗号通貨でも法定通貨でも)やクレジットカードでもOK
- どんなプログラミング言語でもOK
- サンドボックス化して実行
ポイントは、Ethereumのように暗号通貨やブロックチェーンとくっついている方法でなく、Smart contractを走らせるところを完全に別ホストにするところ、でしょう。なので、ledger/blockchainは存在しておらず、プログラムを実行するホストのみが存在します。
現状 (2015/09/07時点)
現在は、Ripple Lab社として開発を停止しています。
理由は
- 市場がなかったため
- 他にリソースを集中させるため
などと言われています。
前提知識
- Bitcoin
- Smart contract (プログラムできる契約)
- Oracle
- オラクル(Oracle)とは何か? | block-chain.jp
Codius関連の単語
- OracleとSmart Oracles
- Smart Oraclesとはなにか? | block-chain.jp
- Contract Host: スマートコントラクトを実行するホスト
ホスト
- Single (Trusted) Host Model
- Multiple (Untrusted) Host Model
余談
- ius はラテン語で法の意味。つまり、Codiusは、コーディングできる法の意味。
参考
- 公式サイト § Codius
- GitHub (White Paper) codius/codius Wiki
- EthereumとCodiusの違い What are the chief differences between Ethereum and Ripple’s Codius? Which one is most likely to succeed? – Quora
日本語情報
翻訳
コード
サンプルコードを書いて、実際にホストで動かしてみた↓
* Ripple – Codius のコントラクトの作り方の例 | block-chain.jp
過去の経緯
GoogleのNative Clientを利用予定と言っていたが、今は、libseccompを利用している模様。なので、Linuxのみサポート。(2015/9/7時点)
検索用語
- ビットコイン, bitcoin
- リップル, Ripple
- リップルラボ, Ripple Labs
- Codius, コーディアス
- 暗号通貨, cryptocurrency
- スマートコントラクト, smart contract
- コントラクトホスト, 契約ホスト, Contract Host
- スマート・オラクル, Smart Oracle
- Ethereum, イサリアム、エセリウム