Tech

多くの賢い人がビットコインを学ばず後悔するというよくある話

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ビットコインあるある?
タイトルに書かれた話は、オライリー本「Mastering Bitcoin」の序文に書かれている内容です。

そして、僕も同じく後悔しました。

技術者に同じ後悔を味わって欲しくもなく、なぜ他の人は僕に教えてくれなかったのかと思うこともあるので、記事にしました。

よくある勘違い

  • ビットコインを単に通貨や決済の革命だけだと思う

自分の場合

僕も初めは、ビットコインが単に新しい通貨で、通貨に対してのイノベーションなのだろうと低く見積もっていました。本格的に調べ始めてから、通貨や決済だけでなく、様々な資産管理、投票、合意、政治などあらゆる分野に対するイノベーションとインパクトになると知り、非常に興味深くなりハマりました。
ビットコインは、ブロックチェイン技術の最初のアプリで、ほんの一部のイノベーションのはじまりでしかありません。

技術者にとって興味深いであろうところ

  • P2P上でお金を扱っているのに、今まで誰にも盗まれていないこと (Mt.GOXはビットコイン外の話)
  • お金をプログラミングできること
  • どこかの会社など誰もを信用する必要がないこと (お金が盗まれるとか、サーバが落ちるとか、運営会社がお金を盗む、倒産するなどを心配しなくて良い)
  • P2Pの分散型データベースであること
  • チューリング完全なプログラムをP2P上で実行することができる、という世界になってきていること (Ethereumなど)
  • オープン・ソースのプロジェクトの資金調達に使われはじめていること

Mastering Bitcoinからの引用

Mastering Bitcoinのちょうど日本語化作業をしていたので、以下に引用します。

私は、最初2011年の中頃にビットコインでつまずいていた。私の最初の反応は、「あー!オタクの通貨だ。」それ以上でも以下でもなかった。そしてその後6ヶ月間、その重要性を理解することなく無視していた。これは、私の知る沢山の賢い人々の間で繰り返し見る反応だ。そしてそれを見て、私は少し癒やされた。私が2回目にメーリングリストでビットコインに出会った時、私はナカモト・サトシによって書かれたホワイトペーパーを読むことにした。正式な情報元から学んで、それが何であるのかを知るために。未だに9ページを読み終えた時のことを覚えている。ビットコインが単にデジタル通貨というだけでなく、信用のネットワークの基盤をも提供するものだ、とその時に理解したのだった。「これはお金ではない。これは、非中央集権化された信用ネットワークなのだ。」とわかってから4ヶ月の間、私は見つけられる限りのどんな細かいビットコインの情報をも貪り読み続けた。私は取り憑かれ、魅了された。そして、毎日12時間以上私の出来る限りの時間、画面に食いつき、読み、書き、プログラムをし、学んだ。熱狂状態から戻って来た時には、まともに食事も取らなかったので、9キログラム以上も痩せていていたが、ビットコインに専念することに決めた。

つまり、以下の理解をするまでに時間がかかる、ということです。

ビットコインに代表されるブロックチェーンのネットワークは

通貨のネットワークではなく、非中央集権化された信用ネットワーク

非中央集権? 信用ネットワーク?

非中央集権や信用ネットワークの基盤と言われても、ピンと来ないかも知れません。特に日本に生まれ育った人には。
政府自体や政府の発行する通貨、そして銀行を信用してない人にはわかりやすいかも知れません。

技術者の場合は、こういう説明の方がわかりやすいでしょうか。

IDやパスワード、クレジット番号をどこかのWebサービスに入力するが不安ではありませんか? 盗まれたり、漏洩したりするからです。
つまり、今までの技術ではWebサービスの運営者を信用しなくてはいけなかった。
しかし、信用できるネットワーク(ブロックチェイン・テクノロジー)ができてからは、誰にでもオープンなプログラムとデータを信用するだけでよくなったのです。

どの条件になったら、誰にいくらのお金を送る、というプログラムをP2P上で実行するだけです。

第5世代目のパラダイム: ブロックチェイン

同じくオライリー本の「Blockchain」によると、ブロックチェインは、第五世代の破壊的なコンピューリング・パラダイムだそうです。

  1. メインフレーム
  2. PC
  3. インターネット
  4. ソーシャル-モバイル
  5. ブロックチェイン

ブロックチェイン1.0, 2.0, 3.0とは何か?

簡単に説明すると

  • ブロックチェイン1.0: 通貨
  • ブロックチェイン2.0: 契約(コントラクト)
  • ブロックチェイン3.0: ブロックチェイン・アプリケーション

著名時による説明

まだよくわからない?

ユーザグループをやっていますので、こういうところで聞いてみて下さい。

Cryptocurrency Tech Japan: 日本暗号通貨技術の会

オライリーのMastering Bitcoinの情報

オライリーのBlockchainの情報

関連用語

  • ビットコイン, Bitcoin
  • Mastering Bitcoin, マスタリング・ビットコイン
  • Blockchain, ブロックチェイン, ブロックチェーン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加